2025

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2024年3月緑風塾セミナー &緑風会立食パーティー

セミナー・イベント 2025.11.26

3月1日(金)、東京国際フォーラムで「緑風会」の下部組織「緑風塾」によるセミナーと立食パーティーが開催されました。コロナ禍以降、大規模なイベントは久々の開催です。
 中城康彦不動産学部長によるセミナーでは、不動産学部の2025年度から刷新される新たなカリキュラムをテーマに、現在の学部をとりまく環境について解説されました。
 少子化により年々学生数が減りゆく中、大学をいかにブランディングして学生を集めるかが課題。そのために、不動産学に特化した独自性あるカリキュラムを構築し、その特色をアピールする戦略について話されました。宅建や不動産鑑定士など、仕事と暮らしに役立つ資格取得ができるカリキュラム編成にし、大学の知名度を上げ、高校生にアプローチをします。その実例として、高校生や高専生向けに実施した「空き不動産活用コンテスト」などの施策が紹介されました。また、公共・民間企業との連携を図る方針も示され、不動産や金融、資産形成の業界に強い同窓生の協力も期待されています。
 続いて、都市経済学の原野啓准教授と建築工学の藤木亮介准教授より、木更津市と提携した研究プロジェクトについて報告がありました。未来に向けた木更津市の不動産再編と地域社会の問題について、2024年度の4年生たちが解決策を提案したものです。発表の成果のパネルは会場内に展示され、参加者の注目を集めました。
セミナーの後の懇親会では、恩師を囲み世代を超えた交流が育まれました。初参加の2018年卒の陳さんは「カリキュラムが大きく変わり驚きました」と話しました。2001年度卒の神山さんは「在学時に中城先生の授業を受け著書も多く持っています。全然変わらないお姿を拝見しうれしくなりました」と懐かしみ、 2007年度卒の北村さんは「近い業界に同窓生がいるので、人の繋がりが強いのが本学の魅力だと感じています」と話しました。
 緑風会の小野代表は、「不動産業界だけでなく他の業界で活躍する同窓生との交流ももっと深めていければ」とし、田村理事は「会って交流することで人々が深く繋がる」と会の意義を強調しました。