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緑風会、新旧代表特別対談
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対談 2025.11.26
緑風会の足跡、これからの発展のために
2020年度より緑風会の代表を務めていた小野文章さん(1996年卒)からバトンを受け継ぎ、今年度より道下直明さん(2000年卒)が新たな代表に就任しました。
新旧の代表が顔を合わせ、これからの緑風会に期待すること、今後取り組みたいことなどについて語りました。
7代目はコロナ禍での運営
理事会のオンライン開催が収穫
道下:小野さんが代表に就任されたのはちょうどコロナ禍でしたが、率直にどんな4年間だったでしょうか?
小野:緊急事態宣言が出されたり、解除されたりと不安定な中、これまでやってきた会員が集まるイベントがことごとく中止されてしまいました。やはりそれが一番つらかったですね。とは言え、他学部のOB・OG会が全く活動をストップしている中でも、緑風会は通常通り会報誌を発行するなど、比較的活発に活動できているほうだったとは思います。道下:理事会や評議員会の開催も、 Zoomを使ってオンラインで実施しましたよね。
小野:そうですね。コロナ禍で唯一の収穫だったのは、オンラインで集まることが当たり前になったことです。これまで時間が合わずに委任状の提出だけだったメンバーも、オンラインならば参加できるということで、出席率が高くなりました。もちろん直接顔を合わせてコミュニケーションしたほうが、多くの情報をやり取りできるのでベストではありますが、コロナ禍以降、オンラインとオフラインのハイブリッドで会議を開けるようになって良かったと思っています。私の就任時はほとんど予算を使わない期間でしたから、その分、道下さんには存分に予算を使いながら、緑風会を盛り上げてもらえたらうれしいですね。
イベントが続々再開
ブラッシュアップを目指す
道下:コロナ禍ではいろんなイベントがストップしてしまいましたが、これまで四半世紀以上にわたって積み重ねてきた緑風会の歴史がありますので、過去に挙がった議案などをさまざまに再精査して、いろんなことをやっていきたいと思っています。小野:不動産学部を卒業したけれど、不動産業界ではないところで働いている人たちが少なからずいて、私自身はそういった人たちが参加しやすいイベントをやりたかったなという想いがあるんです。例えば、バーベキュー会とか。道下さんは、具体的に何か考えている取り組みはありますか?
道下:そうですね。これまでは名刺交換会を都内近郊でやってきましたが、地方でも開催してほしいという声が届いています。特に声が多いのは博多。そうした地域を含め、地方開催ができたらいいなと考えています。不動産学部だけで実施するのか、他学部と合同で全体のOB・OG会としてやるのか、そのあたりは理事会などで話し合って決めていけたらと思います。あとは、小野さんの代表就任期に緑風会の25周年記念の会が開けなかったのが残念でしたので、再来年に控えている30周年を盛大に祝いたいですね。
小野:ぜひとも実現してほしいです。昨年、コロナ禍以降初めて名刺交換会を再開できたのですが、これまでにないほどの盛況ぶりでした。やっぱりみんな人が好きなんだな、直接会いたかったんだなと改めて実感しましたので、盛大にやれたらいいですね。
道下:過去の周年記念のときには、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタやディズニーホテルなどでにぎやかに開催したことがありましたよね。理事会をあげて楽しい企画を考えたいですね。
積み上げてきた歴史を絶やさず一丸となってより活発な運営を
小野:道下さんは私よりも緑風会の歴が長く、理事会にも長期間携わっていて、緑風会の生き字引とも言えるくらい歴代の活動をよくご存じなので、安心してお任せできます。道下:第3代代表の本間勝さんが就任した頃からなので、約20年、緑風会には関わっています。
小野:緑風塾が今の形ではなく、ガラケーの携帯電話で宅建の勉強ができるツールを開発し始めた時代もありましたよね。
道下:懐かしいですね。今では勉強ができるスマホのアプリがたくさんありますが、当時は画期的だったと思います。
小野:貸会議室を借りて、不動産物件の情報交換会なども当時はやっていましたね。
道下:あれからさらに会員数が増えましたから、情報の量も多いでしょうし、またやってもいいかもしれません。
小野:緑風会としてもそうですが、社会に出てそれなりに経験を積んで、少し余裕ができてきた卒業生は多いでしょうから、そうした人たちがまた明海大学に目を向けて、大学に足を運んだりOB・OGのネットワークを活用したりできるような機会を、たくさん作っていけたらいいですよね。
道下:緑風会としては、明海祭で無料の不動産相談会を実施していますが、そこへ参加しているのも理事や評議員にいるメンバーだけなので、もう少し幅広く会員が参加できるような仕組みにしても良いかもしれません。それに、毎年卒業生が出て会員数も多くなっていますし、緑風会はイベントもいろいろと実施していますから、今の理事の人数では少ないかなとも思っています。もう少し理事会の構成員数を増やして、より積極的にOB・OGのネットワークを活用していきたいですね。
小野:無料不動産相談会は、明海祭に足を運んだ近隣住民からの相談も多いですよね。明海大学は、オープンで誰でも気軽に入って来られる開かれた大学ですから、そういう意味でも誰でも気軽に不動産の相談ができるこの企画は、長く続けていけたらうれしいです。
道下:そうですね。本当にそう思います。
小野:緑風会の活動は誰に強制されたでもなく、私自身が好きでやっています。同じ不動産業界で頑張っている卒業生からいろいろな情報を得て仕事に生かせますし、業界外にいる卒業生からは刺激をもらえます。活動を続けてきて本当に良かったと思っていますので、代表は退きますが、顧問という立場でこれからも緑風会に深く関わっていくつもりです。道下:私も、先輩方がいろいろな創意工夫をして続けてきたこの緑風会を絶やしたくないという気持ちでずっと緑風会に関わってきました。8代目の代表として会員の皆さん、理事や評議員の皆さんと協力しながらより良い会運営ができるよう、頑張っていきます。よろしくお願いします。
